地球園
情報がきわめて少ない世界がもつ豊かさが在る。
花たちから遠い野生の香ばしい匂いの記憶を感じた。
1年に1度名残惜しく咲く花たちに、この世で何度めぐり合えるのだろうか。
その回数をかぞえるほど人の一生の短さ、儚さ、瞬間の時を知ることはないのかもしれない。
初夏に咲く花たちの香りはみんなみんな同じ豊かな匂いがする。
毎年同じ初夏を迎えているのに少しずつ色彩と香りがちがうのはなぜだろうか。
お花の蜜や香り、カタチに、自然界のいのちの仕組みを感じ、それは同時に、人のいのちの仕組みといっしょなのかもしれません。
また、土壌の仕組みと、人の身体の仕組みもまったく同じのように・・・。
土の中の微生物や菌の働きと、人の腸内細菌の働きは似ています。
お花や土壌には、情報がきわめて少ない自然界がもつ豊かさを創造させてくれます。
一族の地球園より